Cradle Of Filth
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バンドメンバー
Dani Filth
Paul Allender
Dave Pybus
Martin Skaroupka

全ては1991年の夏に始まった。「魔女の土地」として知られるイギリスはサフォークにてCRADLE OF FILTHは産声を上げる。当時のオリジナル・メンバーは、Daniel Davey (vo.)、John Richard (b.)、Darren (dr.)、Paul Ryan (g.)という4人。翌年92年1月、Robin Eaglestoneをゲスト・ギタリストに迎え、CRADLE OF FILTHは"Invoking The Unclean"というデモを制作、その後も"The Black Goddes Rises"、"Orgiastic Pleasures"と3枚のデモを立て続けに制作。そしてこの3作目となるこのデモ音源で、ようやく彼らは良い評判を得る事になり、インディペンデント・レーベルから声がかかるようになるのだが、契約をしないまま、新たなデモの制作に入る。この頃にはベースのJohnが脱退し、ゲスト・ギタリストだったRobinをベーシストとして加入させ、新たにセカンド・ギタリストとしてPaul Allenderを、そしてより壮大なサウンドを実現させるためにBenjamin Ryanをキーボードに迎え入れ、4作目となるデモ"Total Fucking Darkness"を発表、ダニ曰く「俺達にとって唯一の重要なデモ」と表現するこの作品で彼らは今後の活動の核となるブラック・メタルの片鱗を見せ始め、アンダーグラウンド・シーンにて異常なほどの盛り上がりを見せ始める。
 その後ドラマーのDarrenも脱退、すぐさまバンドはNicholas Barkerを新たなドラマーに迎えて活動を続け、ようやくインディペンデント・レーベルであるCACOPHONOUS RECORDSとの契約を獲得、94年にデビュー・アルバム『The Principle Of Evil Made Flesh』を発表、3万枚を超えるセールスを記録し、最高のブラック・メタル・バンドとしての評価を得るようになる。その後またもギタリストの二人のPaulとキーボードのBenjaminが脱退、新たにStuartをギタリストに、Damienをキーボードに迎え、96年にEP『Vempire Or Dark Faerytales...』を発表するのだが、金銭的なトラブルもあった同レーベルとの契約をこのEPで終了させ、同年すぐにMUSIC FOR NATIONSと契約を結ぶ。
 既にその音楽性と、きわどいマーチャンダイズ(悪名高い'Jesus Is A Cunt'と書かれたTシャツなどは特に有名)で絶大な支持を得ていた彼らは、96年にセカンド・アルバム『Dusk And Her Embrace』を発表する。この作品から新たにGian Pyresをギタリストに迎え入れ、聴くも恐ろしい世界観と扇情的なサウンドでその人気を一気に上げた。アルバム発表後も数々のツアーに出、97年にはオランダのDINAMO OPEN AIRやアメリカのMILWAUKEE METAL FESTなどに出演、そして初の来日公演を行うなど、世界規模での活動で各地に信者を獲得するようになる。キーボードのDamienがバンドを脱退するがすぐさまLes Smithを迎え入れ、98年にサード・アルバム『Cruelty And The Beast』を発表、その洗練されたソングライティングとさらに幅が広がった音楽性でブラック・メタル・シーンからよりポピュラーな存在へとその階段を駆け上がっていく。この作品は後にケルティック・クロスのケースに入った限定盤が発売されたのだが、そこで使われている写真があまりにグロいため、発売禁止となる国も出た。
 99年始めにまずドラマーのNicholasが脱退(その後Dimmu Borgirに加入する)、その後何人かのドラマーを経て、Adrian Erlandssonが加わり、まず初のビデオ・クリップとなる"From The Cradle To Enslave"を制作、史上最強の血にまみれたビデオクリップとの評価を得る。しかしその直後にギターのStuartとキーボードのLesがバンドを脱退、ギターにPaul Allenderを呼び戻し、キーボード探しには難航したものの最終的にバンドの旧友であるMartin Powellを迎え、次作の制作にとりかかる。その間、8月に初のホームビデオ『PanDaemonAeon』のリリースを挟み、11月にEP『From The Cradle To Enslave』を発表、そして翌2000年には4作目となる『Midian』を立て続けにリリース、まるで映画を見ているかのようなその世界観で世界中を熱狂させた。新世紀に入るとまず01年に『Bitter Suites To Succubi』なる企画盤を発表、彼らの悪名高いライヴ・パフォーマンスを収録した初のライヴ音源『Live Bait For The Dead』をリリース、その間もツアーを行うなど活発に活動を続る。この間にベースのRobinとギターのGianが脱退、新たにDave Pybusをベースに迎え入れる。2003年、長年のパートナーであったMUSIC FOR NATIONSを離れ、メジャーのSONYとの契約を獲得、通産5枚目となる壮大なコンセプト・アルバム『Domination And A Day』を03年に発表、そのアルバムをサポートするためOZZFESTへの出演も含む100以上のツアーを行い、またブラック・メタル・バンドとしては初の快挙でもある米ビルボード・チャートにも登場する(最高位140位)。そして2004年、バンドは新たにROADRUNNER RECORDSとワールドワイドの契約を結び、プロデューサーにRob Caggianoを迎え、6作目となる『NYMPHETAMIN』を発表、その完成されたサウンドとパフォーマンスで、MTVのVIVA LA BUMに出演するなど全米までも飲み込んだ大規模な活動を開始、結果こちらも快挙となる、2005年グラミー賞において「ベスト・メタル・パフォーマンス」部門でタイトル曲「Nymphetamine」がノミネートされるなど、より大きな層から支持を受ける事となる。2005年にはライヴ映像作品『PEACE THROUGH SUPERIOR FIREPOWER』を発表。
 2005年後半から新作の準備に取り掛かる。前作同様Rob Caggianoをプロデュースに迎え、よりラウドに、ハードに、ヘヴィに、ダークに進化した新たなCRADLE OF FILTHサウンドを聴かせてくれる7作目となる『THORNOGRAPHY』を発表。
 そして2008年、シリアル・キラーや悪魔主義者、伝説の殺人鬼をモチーフにした、バンド史上最も残虐なテーマからなる作品『GODSPEED ON THE DEVIL'S THUNDER』をリリースする...。