Delain
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バンドメンバー
Charlotte Wessels
Martijn Westerholt
Ronald Landa
Rob van der Loo
Sander Zoer

今やオランダを代表するシンフォニック・ロック・バンドとなったWITHIN TEMPTATIONがデビューした96年から01年までキーボーディストとして在籍していたマタイン・ウェスターホルトが中心となって結成。WITHIN TEMPTATIONにとっての出世作とも言える『MOTHER EARTH』のレコーディングを終えた後、不運にも伝染性単核細胞症という病気にかかってしまい、そのままバンドの脱退を余儀なくされてしまった彼は、闘病中も1人で曲作りを進めていったという(ちなみにマタインは、WITHIN TEMPTATIONのギタリスト、ロバート・ウェスターホルトとは実の兄弟でもある)。1人曲を書き溜めていった彼は体調が回復していくと同時に「もう一度音楽をやりたい」と強く思うようになり、02年、DELAINという新たなバンドの構想を固めていく(ちなみにこのバンド名は、かのスティーヴン・キングによるファンタジー小説「ドラゴンの眼(原題: The Eyes of The Dragons)」に登場する架空の王国の名前から取られたもの)。地元で活動していたローカル・バンドのメンバーを集めて単発的にギグを重ね、同年暮には4曲入りのデモ『AMENITY』を制作するも、03年中盤にはバンドとしての活動が少なくなり、マタインが中心となるプロジェクト的な意味合いを持った存在へとシフト・チェンジしていく。

自らが思い描くサウンドを実現化させるために、マタインはWITHIN TEMPTATIONのメンバーやNIGHTWISHのマルコ・ヒエタラ、LEAVE’S EYEのリヴ・クリスティーネなど、ヨーロッパを中心に活動するゴシック/シンフォニック・ロック・バンド達のメンバーにコンタクトを取り始め、レコーディングの準備を進めていく。彼が声をかけた全てのアーティストはこのプロジェクト作品への参加を快諾、まさに「オールスター・プロジェクト」的なものとなっていったのだが、05年の初頭、ちょうどその頃ロック・オペラ作品の楽曲アレンジを依頼された彼は、そこで歌っていた当時18歳のシンガー、シャルロット・ウェッセルスと運命的な出会いを果たす。その時点ではDELAINというプロジェクトに彼女を迎えようとは思っていなかったそうなのだが、彼女に歌詞を書いてもらい、同時にメロディのガイド・ボーカルをつけてもらったところ、その歌声はさらに彼の心に届き、「彼女こそDELAINのリード・シンガーに相応しい」という確信を得たのだという。

05年5月より本格的なレコーディングを開始、その製作途中にROADRUNNERと契約を結び、翌06年9月にデビュー・アルバム『LUCIDITY』を発表する。その豪華な参加アーティストと、マタインが紡ぎだすシンフォニック・ロックの王道を行くその壮大な音世界、そして新たな歌姫、シャルロットの透明感溢れる歌声は瞬く間に広がり、一気にその人気を爆発させる。地元オランダではチャート43位に初登場、有名な音楽賞ESSENT AWARDを受賞したり、TFM AWARDSの「ベスト・ロック」部門やEMAの「ニュー・サウンド・オヴ・ヨーロッパ」部門にノミネートされるなど、輝かしいデビューを飾る事となった。

デビュー・アルバム発表後、強く要望のあったライヴ・パフォーマンスを実現すべく、またこのDELAINをパーマネントなバンドにすべく、マタインとシャルロットはメンバーを集めていく。そして集まったのがローカル・バンドで活動をしていたロナルド・ランダ(g)、SUN CAGEやソロ・アーティストとして活動していたロブ・ファン・デア・ロー(b)、ANTARESNEMESEAといったバンドで活動していたサンダー・ズーア(dr)、そしてシャルロットが以前参加していたTO ELYSIUMというバンドのギタリストであったライ・ファン・レンテ(g)。この6人編成でツアーやフェスティバルへの出演など精力的にライヴ活動を続けていくのだが、このツアーを通してプロジェクトではなく「バンド」として活動していく事を決意、メンバー全員の音楽的才能/知識を結集して最新作の準備に取り掛かっていく(ライはツアー終了後バンドから離れている)。マタインとシャルロットを中心にするその基本体系は変わらず、よりバンドとしての一体感が産み出すそのサウンドはさらに壮大さを増し、セカンド・アルバムでありながら、ある意味バンドとしてのデビュー・アルバムとも言える最新作『APRIL RAIN』を遂に完成させる…