Sammy Hagar
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本名:サミュエル・ロイ・ヘイガー 1947年10月13日生まれ。

「レッド・ロッカー」の名で知られる彼は、アメリカン・ロックを代表するヴォーカリストでありアーティスト。カリフォルニアで生まれ育った彼は1968年にTHE JOHNNY FORTUNE BANDにヴォーカリスト/ギタリストとして参加、本格的に音楽活動を開始させたのだが、1973年から75年まで在籍したMONTROSEで一躍脚光を浴びる存在となる。73年に発表した『MONTROSE』、74年の『PAPER MONEY』という2枚のアルバムで、サミーはヴォーカリストとしての存在感をシーンに見せ付けつつ、その高いソングライティング能力も高く評価されるようになったのだ。

バンドの創設者との意見の食い違いによりMONTROSEを脱退した彼は、その後ソロ・アーティストとして活動を続け、より幅広い人気を獲得していく。1976年にソロ・デビュー・アルバム『ナイン・オン・ア・テン・スケール』でデビュー、翌年77年には『サミー・ヘイガー』を発表し、初のゴールド・ディスクを獲得、その後も『スタンディング・ハンプトン』(81年、プラチナム・ディスク獲得)や『スリー・ロック・ボックス』(82年、ゴールド・ディスク獲得)、『VOA』(84年、プラチナム・ディスク獲得)など大ヒット・アルバムを立て続けにリリース、その人気を全米から世界規模へと広げていったのだ。ソロ・アーティストとしての約10年間の活動の中で、「アイ・キャント・ドライヴ・55」や「ワン・ウェイ・トゥ・ロック」、「アイル・フォール・イン・ラヴ・アゲイン」、「ヘヴィ・メタル」といった大ヒット曲を連発、当時の大ヒット映画『フットルース』にも楽曲を提供している。ちなみに77年発売の『サミー・ヘイガー』に収録されていたヒット曲「レッド」にちなんで、この頃から彼は「レッド・ロッカー」と呼ばれるようになる。

84年にジャーニーのニール・ショーンと組んだプロジェクトHSASとしての活動を経て、翌85年、彼はデイヴ・リー・ロスが脱退したヴァン・ヘイレンへの加入を発表、ファンや業界全体に衝撃を与えた。その後約10年間、彼はヴァン・ヘイレンのフロントマンとして活動を続けていくのだが、彼の加入によりよりメロディ・ラインを重視したロック・サウンドへ進化していったバンドは、それまで以上の世界規模での人気を爆発させていく。彼が在籍時に発表したアルバム『5150』(86年作品)、『OU812』(88年作品)、『FOR UNLAWFUL CARNAL KNOWLEDGE』(91年作品)そして『BALANCE』(95年作品)は全てビルボード・チャート1位を記録、93年に発表したライヴ・アルバム『LIVE: RIGHT HERE RIGHT NOW』はビルボード・チャート5位を記録、『FOR UNLAWFUL CARNAL KNOWLEDGE』ではグラミー賞「ベスト・ハード・ロック・パフォーマンス・ウィズ・ヴォーカル」を見事受賞するなど、まさにアメリカを、いやロック・シーンを代表するアーティストへと駆け上っていった。が、様々な出来事や問題によりバンドとサミー・ヘイガーとの関係がこじれてしまい、『BALANCE』発表後の96年、バンドを脱退、またソロ・アーティストとして活動を続けていく。

ヴァン・ヘイレン脱退後、まず97年に『MARCHING TO MARS』をソロ・アーティストとして発表、99年にはそれ以降かれのバンドとして活動を共にするThe Wabosを結成、精力的にアルバムを発表したりライヴ・ツアーを行っていく。2002年には以前も一緒にプロジェクトを結成したジャーニーのニール・ショーン、ギタリストのジョー・サトリアーニ、そしてヴァン・ヘイレンの盟友マイケル・アンソニーをベースに、そしてジャーニーのディーン・カストロノヴォをドラムに迎えて新たなサイド・プロジェクトPLANET USを結成するが、アルバムは発表しないまま数曲をレコーディングしてライヴを数回行ったのみとなった。

そして2003年、サミー・ヘイガーはヴァン・ヘイレンと新たにタッグを組み、まず2枚組のベスト・アルバム『BEST OF BOTH WORLDS』を発表、そこにサミー・ヘイガーをヴォーカルに迎えた3曲の新曲を収録し、リユニオン・ツアーとして全米をサーキットする。が、ツアーの終盤でエディ・ヴァン・ヘイレンのアルコール依存症の問題が大きくなり、一回のツアーでこのリユニオンは終了してしまう。

その後サミーはSAMMY HAGAR AND THE WABOSとしてソロ活動を再開、音楽を楽しむその姿勢をより強くしながら数々のツアーやギグを行っていく。彼の誕生日を祝う毎年恒例のイベントBIRTHDAY BASHも年々豪華な内容となっており、つい最近のBIRTHDAY BASHには盟友マイケル・アンソニーのほか、NICKELBACKのチャド・クルーガー、RED HOT CHILI PEPPERSのチャド・スミス、ALICE IN CHAINSのジェリー・カントレル、THE CULTのビリー・ダフィのほか、テッド・ニュージェントやトビー・キースがゲストとして出演、数千人のファンと共にこのイベントを楽しんでいたという。

そして彼はロードランナー・レコード内に立ち上がった偉大なアーティスト達による最新作を中心に作品をリリースしていくインプリント・レーベル、ラウド・アンド・プラウドと契約を交わし、2008年11月、まず全米で約8年ぶりとなるソロ・アルバム『コズミック・ユニヴァーサル・ファッション』を発表、温かみ溢れるアメリカン・ロックを体現する存在として、シーンにその姿を見せ付けてくれるのだ。