The Stranglers
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バンドメンバー
Baz Warne
Jean-Jacques Burnel
Jet Black
Dave Greenfield
同時期にデビューしたパンク/ニュー・ウェーブ系バンドが解散・活動停止となっている中、25年以上のキャリアを持つインテリジェンス・アグレッシヴ・パンク・ロックの生ける伝説、ザ・ストラングラーズ。今なお精力的にその活動を続け、数多くのアーティスト、ファンから多大なリスペクトを受ける彼らのスタートとなったのは、1974年から1975年にかけてのことだった。
 イリギスからスウェーデンの大学へ研究のため進んだヒュー・コーンウェルは、そこでJOHNNY SOXなるバンドを結成、学業の傍らバンド活動を始めるが、そこで学んでいた研究に魅力を感じなくなると同時に音楽活動を積極的に行う事に決めた彼は、1974年初旬にドラマー以外のバンド・メンターと共にロンドンに戻ってくる。そして、Melody Maker誌でドラマー募集の広告を打ち、それがきっかけとなって10代の頃からセミ・プロのドラマーとして活動していたジェット・ブラックがJOHNNY SOXに加入する。
が、しばらく活動を続けるうちにヒューとジェットを除くメンバーが脱退してしまったため、ヒューの幼馴染であるハンス・ワームリングをギターに、そしてバイク仲間であったJJバーネルをベーシストとして参加させ、新たなバンド、ザ・ストラングラーズを始動、積極的に地元であるギルフォード地区を中心にギグを重ねる。その度に彼らのパフォーマンスが話題になり、次第に知名度が上がって行くのだが、しばらくしてハンスがバンドを脱退、その後ヒューがギター/ヴォーカルを担当し活動を続けていく。
 75年にまたMelody Maker誌に出した広告がきっかけとなり、キーボード・プレイヤーであるデイヴ・グリーンフィールドがバンドに加入、彼の加入により、独自のストラングラーズ・サウンドが確立されていく。
積極的なライヴ活動を続けていく中、ロンドンのAlbionとエージェント契約を結び、そのギグ範囲を広めて行き、76年の12月、United Artistとレコーディング契約を結び、イギリス全土でパンクの嵐が吹き荒れる中さっそうとシーンに登場、77年にデビュー・アルバム『RATTUS NORVEGICUS』を発表、全英4位を記録、それ以降もセカンド『NO MORE HEROES』(77年)を2位、『BLACK AND WHITE』(78年)も2位、そして『THE RAVEN』(79年)を4位に送り込み、破竹の快進撃を続けていく。
 サードまではパンク・ムーヴメントの中の一バンドとして認識されていた彼らだが、そのパンク・ムーヴメントの失速が見え始めた『THE RAVEN』の辺りからザ・ストラングラーズの本来の姿であるサウンドへと徐々にシフト・チェンジしていき、それまでのストレートなロックンロール・サウンドから、より実験的な方向へと進んで行く。これには当時も賛否両論があったのだが、続く81年に発表されたアルバム『THE GOSPEL ACCORDING TO THE MENINBLACK』をチャート8位、そして同年発表された彼らにとっての最大のシングル・ヒット「Golden Brown」(全英シングルチャート2位)を収録したアルバム『LA FOLIE』も11位と、若干の人気の後退を見せつつもチャートの常連として活動を続ける。
 しかし当時、全力をかたむけて制作した作品が正当に評価されていない、という公の場における不振にとどまらず、現実的な面でもスタッフの急死、スタジオでの爆発事故など不運な出来事が続き、財政的にも危機的状態に陥ってしまうのだが、これにとどめを射すかのようにUnited Artistとの契約も切られてしまう。が、そのような状況にも関らず、先に述べた「Golden Brown」と、次に発表したシングル「Strange Little Girl」をチャート上位に送り込み、今後のバンドが進むべき方向性を確認していく。
 その後すぐにEPICレーベルと契約を交わし、83年に『FELINE』を発表、全英チャート4位を記録、ヒューの美しいアコースティック・ギターの音色をフィーチャーしたシングル「European Female」も9位に送り込み、パンク以降/第2期への転換を完璧に成功させる。その後も『AURAL SCULPTURE』(84年)、『DREAMTIME』(86年)、『10』(90年)とアルバムを発表していくが、10作目となった『10』発表後、ヒューがこれ以上の音楽的発展はない、との決断によりバンドを脱退してしまう。残されたJJとデイヴ、そしでジェットは、新たにギタリスト、ジョン・エリスをギタリストとして迎え入れ、フロントマンとしては数々のオーディションの末ポール・ロバーツに白羽の矢をたて、ストラングラーズとして活動を続けていく。
 この新星ザ・ストラングラーズで『STRANGLERS IN THE NIGHT』(92年)、『ABOUT TIME』(95年)、『WRITTEN IN RED』(97年)、『COUP DE GRACE』(98年)という4枚のアルバムを残している。2000年3月にはジョン・エリスが他のプロジェクトを進めるために脱退、新たにバズ・ワーンをギタリストに迎え、イギリスを含む世界中をツアーし、数々のフェスティヴァルなどに参加するなど、その凄まじいまでの存在感を現在に至るまで見せつけてくれている。そして、バズを含めた新ラインナップで制作されたのが今作『NORFOLK COAST』である。この作品発表後もイギリス、ヨーロッパを中心にヘッドライナーでのツアーが決定している。