
Delain - Lucidity
2007年8月8日
RRCY-21294 ¥2,548(税込)/¥2,427(税抜)
日本盤ボーナス・トラック
12. (Deep) Frozen
13. Silhouette Of A Dancer (acoustic)
澄み切った世界に差し込む光と闇がここに…
ヨーロピアン・シンフォニック・ロックの王道を行く豪華プロジェクト、遂に日本盤で登場!
元ウィズイン・テンプテーションのキーボーディストであったマタイン・ウェスターホルトによる、壮大な音世界が広がるプロジェクト、ディレイン。新たなる才能、シャルロット・ウェッセルズをメイン・ヴォーカルに起用し、その他ウィズイン・テンプテーションのシャロン・デン・アデル、ナイトウィッシュのマルコ・ヒエタラ等、豪華ゲスト陣を迎えて放たれる、メロディアス・シンフォニック・ロックの傑作!
5年間一つのバンドに在籍し、そのバンドがいよいよブレイクを果たした時、その成功を一緒に味わう事が出来ないという状況、そんな思いもかけない出来事を経験したのが、このバンドの中心メンバーであるマタイン・ウェスターホルトだ。彼は1996年から2001年まで、今や自国オランダだけでなくヨーロッパをも代表する巨大なロック・バンドといえるウィズイン・テンプテーションのメンバーとして活動していたのだが、彼の実兄であるロバートと仲間達が世界中の名声を得始めた一方、マタインは慢性的な病気のためにその活動から離れざるを得なくなってしまったのだ。しかし、彼は決して自分の夢をあきらめる事はなく、体調が良くなるとすぐに音楽活動を再開する。最初は一つの暇つぶしとしてまず曲を書き始めたのだが、日に日に「プロフェッショナルとして曲を書いていきたい」という想いが強くなり、その彼の想いはゆっくりと、しかし確実に固まっていき、新たなプロジェクトの構想が具体化していく。マタインはまず自らのプロジェクトに参加して欲しい才能あるミュージシャンのリストを作り、彼らにデモを送ったりコンタクトを取ったりして個人的にアプローチをし始める。彼の初期ウィズイン・テンプテーションにおける功績はヨーロッパの音楽シーンでは周知の事実でもあり、数多くの才能あるアーティストが彼の呼びかけに応え、遂にマタインは音楽シーンに新たな一歩を踏み出す事となったのだそう、この「ディレイン」とはこうして生まれたプロジェクトなのである。
スティーヴン・キング作『ドラゴンの眼(原題: The Eyes of Dragon)』に出てくる王国の名前から名づけられたこのディレインにはまさにヨーロピアン・ゴシック・メタル・シーンのスーパー・バンドとも呼べるほど豪華な顔ぶれが集結している。ベースにはNIGHTWISHのマルコ・ヒエタラ、ギターには元LACRIMOSAのヤン・アーランド、ドラムにはGOD DETHRONEDのアリエン・ヴァン・ウィーゼンビークといった面々がメインとなり、その他にもEPICAのアド・スライター(g.)、元ORPHANAGEのジョージ・オースソーク(vo.)とグース・アイケンス(g.)らが参加、またWITHIN TEMPTATIONのシャロン・デン・アデル、THEATRE OF TRAGEDYのリヴ・クリスティンもアルバムに花を添えている。
そしてメインとなるヴォーカルには、当時まだ無名だった元TO ELYSIUMのシャルロット・ウェッセルズという才能溢れる女性を起用。マタインが彼女と出会ったとき、まだ彼女は18歳だったのだが、当時彼はリード・ヴォーカルを探していたわけではなかったため、彼女には数曲の歌詞を書き、その楽曲を歌ってもらうよう依頼しただけだったという。しかし、そのスタジオで聴いたシャルロットの歌声に感動した彼は、即座にこのプロジェクトにリード・シンガーとして参加して欲しいと願い出たという。
そして2005年7月、ディレインはロードランナーとレコーディング契約を交わし、オリヴァー・フィリップスとマタイン本人のプロデュース、そしてOPETHやRAMMSTEINらを手掛けるステファン・ヘレブラドをミックスに迎えて、ドイツ、フィンランド、スウェーデン、そしてオランダとヨーロッパ中を駆け巡りながらアルバムのレコーディングを行う。シャルロットの瑞々しいヴォーカルと、マタインの生み出すシンフォニックなロック・サウンドとが見事な形でぶつかり合い、そこに先に挙げた才能溢れるミュージシャン達による要素が全て加わり、ダイナミックなヨーロピアン・シンフォニック・ロックの究極の形とも言える作品『ルシディティ』が完成したのだ。
参加してくれたアーティスト達が様々な形で今作『ルシディティ』にその足跡を残し、プロジェクトという形態をとりながらもバンドとしての一体感/サウンドがアルバム全編を通して貫かれている、珍しい作品に仕上がっている。「ミュージシャン達の相互作用を高めようとしてたんだ」とメイン・パーソンであるマタインは語る。「スタジオでポジティヴなヴァイブを生み出す事が重要だと思うんだ。全体的なサウンドの最終決定をするのは僕だけど、僕のエゴにこの最高の結果を邪魔させるなんて事はしてないよ。それは確信を持って言えるね」
ディレインが一つのプロジェクトである事に間違いはないが、その核となるのはマタインと、新たなる歌姫、シャルロットである。マタインがほとんどの曲を書き上げ、ゴシックの特徴とも言えるオペラのようなハイ・トーン・ヴォーカルとは異なる、穏やかで明るいシャルロットの彼女独特の声が、その楽曲に独自性を与え、ディレインのスタイルが生まれているのだ。また、今作には数々のヴォーカリストも参加している。ノルウェーの歌姫、リヴ・クリスティンが「デイ・フォー・ゴースツ」でNIGHTWISHのマルコとの、そして「シー・ミー・イン・シャドウ」ではシャルロットとのデュエットを聴かせてくれる他、「ノー・コンプロマイズ」ではヨーロッパを代表するシンフォニック・アフロディーテ、シャロン・デン・アデルがメインでその歌声を披露してくれており、その独特な声とマルコの激しいヴォーカルが素晴らしい対をなし、ジョージ・オースソークのヘヴィなデス・ヴォイスとシャルロットの穏やかな声とが絶妙なバランス感で一体化しているのだ。











